♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥

行ってしまう!


菊は勝家の背中越しに
そっと信長を見た。



馬に跨る信長の後ろ姿・・・


なんと凛々しく・・・
広い背中が
懐かしかった。



とめどなく流れる涙も
そのままに


もう 
二度と逢える事が
出来ないであろう
愛しい人を見つめた。





すると・・・



馬がとまり


信長が後ろを振り返って
菊のほうを見た。