逢いたかった人が 今、そこにいる。 でも・・・ 愛しい人は 私を見ても もう 私を知らないんだから…… 本当に 知らないと言われたら? 苦しみたくは無い・・・ このまま 逢わずにいれば・・・ このまま 元の時代に戻れば・・・ 全てが うまく まとまるのだから・・・ 菊は 自分を忘れてしまった信長を 見ることも やめようと思っていた。