信長は 林の中を どんどん進み ついに 女の前に来た。 「!なにか・・・・御用ですかな? 信長様。」 信長が来た事に 驚きながらも 女を 自分の背中に隠す勝家。 「? 勝家であったか・・・ 後ろにおるのは・・・・ お前の女房か?」 勝家の背中に 隠れて 菊は 久しぶりに聞いた愛しい人の声に 涙していた。 泣き声が漏れそうになり 菊は 口を抑えた。