「あの・・・・・」 「そなたは 同じ匂いがするのう・・・」 「え?」 「・・・・・・ なんでも・・・ない。 腹は?空いてないか?」 綺麗な顔の男に 優しく笑顔で聞かれ 真奈美は ぽーーーーっとなって 「あの・・・はい・・・ ぺこぺこで・・・」 「ぺこ? なんだか 妙な言葉を使うところも・・・・ 似ておる・・・」 そう言って 寂しげに微笑んだ男。 男の名前は、長尾景虎だった。