♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥


「・・・こんどこそ


どうか 
ここへは戻らずに


戦国の世へ
お爺さまの元へ 
いってください。


そして もう
二度と戻らず 


お爺様の残した書物のとおりに


しあわせに 
お暮らし下さい。




でないと・・・
僕が困ります。


あなたには 
代々続いていく

長尾家の子孫を
残してもらわないと」


長尾医師は
持ってきていた注射器を
手にして
由花の前に出した。