♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥


長尾医師だった。


「大丈夫ですか?」



由花は雷の光に
照らされた長尾医師の顔を見て




長尾 景虎の城にいた時の
事を思い出し



長尾医師の体を
両手で
強く押し返した。


「・・・大丈夫・・・ですから・・・・」


「そうですか?」


長尾医師は
冷たく微笑んだ。