愛しい信長まで
あと・・・
数歩と
いうところで
ひゅん・・・・と
菊の足元に
弓矢が
一本飛んできて
地面に刺さった。
さらに
もう一本……
信長の姿を狙う弓矢。
「! 信長様!」
菊は走って
まだ
弓矢に気がつかないで
逢えた喜びに
顔を緩ませている
信長の胸に飛び込んでいく。
勢い良く
走りこんだ菊のせいで
信長は
菊を抱きとめながら
地面に
倒れこんだいた。
「菊!
そのように・・・・
勢いつけては・・・
危ないぞ
ん?
・・・・菊・・・・
そなた!」
信長の笑顔が
凍りついた瞬間だった。


