由花が目を覚ますと そこは、白い壁で おおわれていた部屋だった。 「ここは?」 「良かった。目が覚めたのね?心配したのよ」 懐かしい母の声がした。 「あ、おかあさん……」 私、現代に戻ってる。 戻れたんだ……っていうか あれは全て夢だったのかな?