菊の前に運ばれたお膳。 一人の部屋で 菊は 静かに ご飯を口に運んだ。 世話係のお多恵は いつも 寂しげな表情の菊に 同情していた。 「元気をお出し下さい・・・ いずれ・・・ 道は開けましょう」 「そうかなあ・・・・ 私には もう・・・何も 残されてない気がする・・・」 信長様も もう 助けに 来てくれは しないだろう・・・ だとすれば 現代にも 帰れないで こんな所に 囚われているままの私は・・・