甲斐の国では
晴信の正室 三条夫人が


菊の事を
快く思っていなかった。


三条夫人は
嫉妬深く


自分が
晴信に事実上


愛されていない事を
認めたくない思いもあって



晴信の近くにいる
女を

すべて
憎んでさえいた。