20代後半になっていた
武田晴信には
すでに妻も子もいた。



「ふん。
長尾景虎の奴は
女にうつつを抜かしとる訳か・・・


しかも・・・そのおなごには

尾張の織田も 
関係しておるとな?」


情報を持ってきた忍者から
景虎(のちの上杉謙信)の話を
聞き


晴信は 
ほくそ笑んだ。



「どんな女子か・・・
見てみたいのう・・・」


晴信は 
舌なめずりをした。