♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥

「春日山城だ。


そなたは
 三晩 
目を覚まさなかった」



「三晩も・・・・」


体を起こそうとする菊を
そっと支える景虎。


「ありがとうございます」


素直に礼をいい
頭を下げる菊。



「・・・・気分は?
どうだ?」


「少し眩暈がしますが

外の空気も吸いたくて」


「そうか・・・じゃあ
わしと・・・散歩でもするか?」


そう言うと
ほんのり頬を赤く染める菊。


「いいですか?」


その従順な様子に
心を鷲づかみにされた景虎。