ベットの上で
泣き崩れる由花を
少し開いたままのドアの隙間から
長尾医師は見ていた。


「美しい人・・・

泣いている姿も 
美しい・・・


おばあさま・・・ご安心を



僕が必ず


あなたを 
おじい様・・・

景虎さまのもとへ
帰してみせましょう・・・・」