♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥

「何か・・・
悲しい事が 
あったのですね?」


優しい信也の言葉に
由花の心は 
癒されていった。



「私・・・・なんだか


あなたとは・・・


初めて逢った様な気がしなくて・・・


ごめんなさい・・・」


慌てて 
涙を手の甲で拭う由花。



「水入れてきた・・・・
由花・・・・それ」


病室に戻ってきた真奈美は
由花の髪に

黄色の花が
飾られている事に気がついて
唇の端をそっと嚙みしめた。



真奈美は、息を吐くと


「・・・・信也さん、


由花も疲れてるみたいだわ。


これ 花瓶に入れたら
もう帰りましょう」
と きつい口調で言った。