♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥




「菊・・・
そなたは ここにおれば
良いのじゃ。

余計な事を申すな。
でなければ・・・」


竹林の中で見た雄々しい信長と

信長の熱い抱擁を
思い出し


由花の顔は 
みるみるうちに


赤く染まった。


「だ・・・大丈夫ですから・・・・」


由花は 
男の手に触れ


そっと 
自分から離した。



「そお?」


「ちょ・・・ちょっと!
信也さん!そんなに由花にくっついて!


自己紹介もまだなのに!


ごめん、由花。」



謝った真奈美は
焦りながら信也と呼んだ男の腕に
しっかり腕を絡ませた。