由花は 
ゆっくり目を開け


そこにいる真奈美の顔に
唖然とした。


「真奈美?」


「由花。ごめんね。
心配かけたよね?」


「真奈美。無事だったのね。
良かった・・・・」


「うん。ごめん。


由花と洞窟ではぐれた後

倒れている所を
助けてもらったんだけど


一過性の記憶喪失みたいのになってて


昨日まで 
こことは違う病院に入院してたの・・・」


元気そうな真奈美の姿を見て
心の底から
由花は安心していた。



良かった・・・


真奈美が向こうの時代に行ったんだとすれば


また 私も向こうへ行かなければいけない所だった。