信長に 倒れて気を失ってるところを 竹林で助けられてから 五日目 菊は また竹林の銀梅草のあたりを ウロウロしていた。 菊には 信長に 言っていない事が たくさんあった。 第一に 記憶を失ったように言ったが 過去の事も 自分の名前も 自分に恋人がいない事も すべて覚えている。 黙っているのは 菊が この時代の人では 無いって事が 原因だった。