♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥

「我が手に
戻る事こそが 
そなたの運命。


婚儀をあげる信長など
放っておけばよいのだ。


わたしなら・・・

決して 
そなたを


失望させまい・・・


生涯 
そなたのみを愛すると誓おうぞ!」


景虎は 
まるで


本物の虎のように
雄々しく


美しく
気高い姿で


丸くて
山吹色の月を仰ぎ見た。