だが、
尾張に派遣していた忍者が
戻ってきて
景虎に報告をした。
もつれる足取りで立ち上がった景虎は
縁側へ行くと
真ん丸になった
月を見上げた。
「今宵は・・・
月が綺麗に見える・・・
そなたも・・・どこかで
この月を
見ているんだろうか・・・」
そう呟いた後に景虎は
待たせていた忍者に
「いなくなったという菊を
信長より先に見つけるのじゃ!
そして、必ずや
この春日山城へつれてまいれ!」
と、言い放った。
「ははぁ!」
忍者が消えたあと
景虎は
それはそれは嬉しそうに微笑んだ。
尾張に派遣していた忍者が
戻ってきて
景虎に報告をした。
もつれる足取りで立ち上がった景虎は
縁側へ行くと
真ん丸になった
月を見上げた。
「今宵は・・・
月が綺麗に見える・・・
そなたも・・・どこかで
この月を
見ているんだろうか・・・」
そう呟いた後に景虎は
待たせていた忍者に
「いなくなったという菊を
信長より先に見つけるのじゃ!
そして、必ずや
この春日山城へつれてまいれ!」
と、言い放った。
「ははぁ!」
忍者が消えたあと
景虎は
それはそれは嬉しそうに微笑んだ。


