気がつくと そこは白い空間だった。 水色のカーテンが風に揺れていた。 「ここ・・・・」 菊・・・ 由花は 現代に戻ってきていた。 由花は 自分の寝ているベットの横に 座って 居眠りしている母親の姿を 見つけた。 「おかあさん・・・・」 その声が聞こえたのか 母はゆっくり 目を覚ました。 「由花!目が覚めたのね?良かったわ・・・ 本当に・・・」 母の懐かしい涙交じりの笑顔があった。