菊は
久しぶりに見る信長に
心が揺れていた。


相変わらずの猛々しさ・・・


信長様・・・・



元気そう・・・・



信長は信秀に向かいあった。


「父上!
何を考えておられる?」


信秀は
信長を見て
ふっと笑った。


「お前が・・・
そのように
たかが女ひとりに

乱されおって・・・
片腹いたいわ!」