扇子で
菊の顎をくいっと
持ち上げ
顔をまじまじと
みつめた。
「ふん。わしの
好みでは無いな。
信長がはじめて
執着をみせた女子が
お主と言うわけよのう
何故であろうのう」
菊は激しい目つきで
信秀を睨んでいた。
「まあ
よい。
お主を
どうにかしようとは
考えておらん」
「ただ
美濃の斉藤を
黙らせるには
濃姫との婚儀は
無事に終らせねば
いけない。
濃姫には
本気で
この織田家の味方になってもらわねば
美濃を手中に収める事が出来なくなる」
信秀は
「信長を
女ごときで
破滅させる訳にはいかないのだ」
長々と語る口調は
とても
冷たかった。
菊の顎をくいっと
持ち上げ
顔をまじまじと
みつめた。
「ふん。わしの
好みでは無いな。
信長がはじめて
執着をみせた女子が
お主と言うわけよのう
何故であろうのう」
菊は激しい目つきで
信秀を睨んでいた。
「まあ
よい。
お主を
どうにかしようとは
考えておらん」
「ただ
美濃の斉藤を
黙らせるには
濃姫との婚儀は
無事に終らせねば
いけない。
濃姫には
本気で
この織田家の味方になってもらわねば
美濃を手中に収める事が出来なくなる」
信秀は
「信長を
女ごときで
破滅させる訳にはいかないのだ」
長々と語る口調は
とても
冷たかった。


