♥♥♥信長の愛しきひと…淡雪のような恋♥♥♥

少しして
意を決したように
立ち上がると


「すまぬ!」


突然そう言って
菊を抱きかかえ


ジタバタする菊を
いとも軽々と
肩に担いで


玉に

「訳があってな。
すまぬが 
今は道を開けてくれ」


と言った。


玉は 
あまりの事に
驚いて腰を抜かして立てないようだった。


ただ

「信長様のお怒りが下るぞよ!」


と早足で
菊を担いで逃げていく男に叫んだ。