これで良かったのだ。


信長は 
濃姫と結婚する事は
もう決まっているし


事実 
歴史上も
そうなっている。



私なんかがいたって

歴史は変わらない。



壮大な歴史の流れに 
私みたいな小娘が逆らう事なんか

所詮無理なんだ。



だから、


私は私の帰るべき
場所へ  
戻るべきなんだ


菊は 
この時代に 
初めて来た時


信長が 
みつけてくれた
竹林の中へと
向かった。