きみのかけら



ギッ!!!



目に涙をいっぱいにためて…力強く睨む。。
あ………。似てる…昔の俺と。

『…………………………わりぃな。』



すると女の子はその意味を理解したのか…



ニコッ!!!



麗にぬいぐるみを差し出した。


『俺にくれんのか…?』

驚きを隠せない。


コクンッ…


彼女は笑顔で頷いた。。


『名前はなんて言うんだ?』




『……………………。』



……?


『名前だょ!!な・ま・え!!』



すると彼女は近くにあった小石で壁に


((ワカラナイ))


と書いた。



『お前!!まさか!!しゃべれねぇのか?』



コクン…

小さく頷いた。


『って!!ワカラナイって!!なんで!?』


すると彼女は壁に書いた字を指差す。



『それもわかんねぇのかょ……。』



お人好しのねぇちゃんが拾ってきた理由がわかったょ。。




はぁ~……