「じゃあ俺、伊東課長に辞意を伝えてくるよ。 まあ、『絹チーズ』の販売の可能性は無くなるから今度千歳に作ってあげる。 自分で言うのも何だけど、これがなかなかの……」 「…あんた…殺されたいの……?」 我ながら地の底から響くような声だと思う。 目の前の能天気な男の頭をカチ割り、中身を見てみたくなる。 「…え?」 「辞意……ですって? もしも本気なら、私を倒してから行きなさいよ……」 「…は?千歳?」 勇気は私の言葉に首をかしげる。