私は早めに登校し、仲間達4人の姿を確認しました。

というか読くんなんでいるんでしょう。

まあそれは後で訊けばいいですわね。

「ちょうどいいですわね。これから、

緊急会議を行います」

「えっ。待ってよあーちゃん、そのほっぺ……

またお父さんに暴力振るわれたの？」

「……パパの話はいいわ。いつもの事じゃない」

「そーそー。私だって、いろんな男の人に

レイプされたことがあるし！」

「……それは初耳ですわ」

……ビッチ。これからはこのビッチの、

このビッチのことを、ビッチと気楽に呼べない、

そんな気がしました。

「れ、れ、れいぷ……！？そ、そんな……

ご、ごめんね本当にごめんね私そんなことが

あったなんて知らなくて……みっちゃん……

友達なのにぜんぜん……」

「……あははは。トモダチだからって、

なんでもかんでもすみからすみまで。

知ってるヒツヨーなんてないじゃない。」

「そうですわね。特にこのビッチのことは。

……まあ私は、マナのことを、

なんでもかんでもすみからすみまで知りたいですわ！」

(集中線)

「……も、もう……変なこと言わないでよぉ……」

「なあ。頌歌、緊急会議って何だ？……あ、いえ、

頌歌さま、緊急会議とは何でしょうか？」

ルーノの話の流れを無視した質問により、

雑談しているうちにホームルームが、

始まってしまう事態を回避できました。

「いい質問ですわね！実は、……」