今日から新しい生活が始まる。

一流企業に就職できたオレはいつもより早めに起き、新入社員の挨拶の練習をしていた。

人前は得意じゃないが、これから始まる生活のスタートライン。明るい印象をつけといた方がこの先もやりやすい、だから一生懸命練習をしている。

ふと、時計の針を見ると7を指していた。
「あっ、やっべ!遅刻だ。」

オレは駆け足で駅へと向かっていった。