耐えきれなくなった私はがむしゃらに走った 後ろから止める声がするが私の耳には入らなかった いくら走ったが分からないが自分の教室付近にいることだけは分かった 「帰ろっかな………」 乱れた息を抑えつつ誰もいない教室に入った そして自分の席からスクバを取り落ちてくる涙を必死に拭いながら走って下駄箱へ向かった