「体育大会実行委員やってよかったねー侑也くん居るしー」
「これで、少しは近づけるんじゃないかなぁー」
「ねぇ、今話かけてみない??」
体育大会実行委員の女子皆様。
あなた達はなんのために朝早く学校に来てるの?
って、あたしの頭の中は女子への不満を愚痴ってた。
「枝梨!手伝え。」
「あっはい!侑也様っ」
はっ!!!
ゆ…侑也様って…言ってしまった。
命令がぁぁあぁぁあああぁ!!
侑也はニヤリとあたしに笑って耳元で…
「お前に罰を与える」
って、言った。
いやいや、与えなくていいです。
「なに、ぼーっとしてんだよ、手伝え。」
「あ、はいっ」
あたしと侑也は先生達が使う長い机を運んでいた。

