思わずお父さん達のところに行って声をかけていた。

「枝梨!」

「おぉ!こちらが娘さんか!可愛い!」

「え…とっ」

「自己紹介が遅れたな、私は福沢 健大で、息子の侑也だ!」

なんかさっきの雰囲気より明るい健大さん。

「は…はぁ。」

あたしはすこし、意味不で頭をぺこりと下げた。

「……そうだ!!!」


いきなり、健大さんが声をあげるから、あたしの体はビクッと跳ねた。