「俺・・・昨日酒飲んでて記憶がねーんだけど・・・。」
そこまで言うと奈々が言葉を遮った。

「お酒飲んじゃダメだっていっつも言ってるでしょ・・・?」



あ・・・やべ・・・!!



「まあそれは今関係ねえだろ。」
俺は焦って誤魔化した。
そして話を続けた。


「んで、朝起きたえりかが俺の横で裸で寝てた。それだけだ。」



「じゃあなんで・・・えりかさんを隠したりしたの?やましいことがあるからじゃないの?」
奈々は俺を疑っているようだ。


「奈々に見つかったら・・・誤解されると思って隠した。俺も記憶ねーから絶対ヤってねーとか・・・言い切れねえけど・・・。俺はえりかとお前を二股かけてる訳じゃねえから。つっても信じてもらえねえと思うけど・・・。」



奈々はしばらく黙っていたが突然立ち上がった。