武は驚いた顔で俺を見ている。


そりゃあこんなに俺様キャラな俺が好きな奴に自分からメール送るって・・・考えられないだろう。


でもそんなのもう関係ないんだ。
好きなら好きで・・・素直にならないとな。


俺はゆっくりと一文字ずつ確実に文字を打った。


そしてまた一息ついてから送信ボタンを押した。




「有士・・・お前そこまで奈々先生のことを・・・!!」
「うるせーなー。好きだよ。悪いか?」
「!?!?!?」


武は驚いて椅子から転げ落ちていた。



正直自分でもびっくりしている。
好きだなんて言葉を・・・俺が言うなんてな。