「さあーどうすんのかなー?」
武は楽しそうに俺をからかう。



くっそー・・・悔しいけどここは武の言うこと聞いてメール送った方がいいか・・・



「じゃあ送・・。」
俺がそう言いかけたのを武は遮って言った。

「でも有士のプライドってそんなもので崩れるんだっけ?へえーそんなに奈々先生のこと好きだったんだあ??」

武はまるで俺を弄んでいるかのようだ。



畜生・・・こいつ完全に遊んでやがる・・・!!!



俺の腹の中と頭の中はもうパンク寸前だった。




落ち着け・・・ただメール送るだけでなんでこんなに動揺してんだよ・・・



俺はひとつ大きく息を吐くと、ゆっくりとケータイを開いた。