「そんなのさーいっつも有士が意地悪ばっかりしてるからじゃん。」
「うるせー。それでも前はメール来てたんだよ。」



「有士から送ってみれば?」




「・・・・っはあ!?無理に決まってんだろっ!!」
「なんでだよー?」



そう。俺はまだ一度も自分から奈々にメールを送ったことがなかった。



「そんなことこの俺ができるとでも思ってんのかよっ!?」
「じゃあいいんじゃない?このまま自然消滅したら?」


う・・・・いつも武の言うことは的を得ているから言い返せない。



「こ、こんなことで消滅するわけねーだろっ・・・!!」
口ではそう言ったけど、内心俺は焦っていた。