すると突然武が俺の肩を叩いた。

「有士っ!!お前さっきから何やってんだよー!?」
俺のことを心配した武がわざわざ俺の机のところまで来てくれていた。



「奈々先生と・・・さっきのことでこじれてんだろ?」
「・・・。」


こいつはいつも勘が鋭い。
いつも痛いところをついてくる。



「ちげーよ。」
「違わなくないだろ。その顔は何かあったって顔だ!」


こいつとはそんなに長い付き合いでもないが、なぜかいつも俺のことは見透かされてる。



「奈々先生からメールが来ないんだろ?毎日うっとおしいほど来てたのに。」
「・・・。」
「やっぱりあってんだ?」


なんでわかるんだ・・・?


俺はうなずいた。