(美咲ちゃんは幼なじみだから、篠宮くんのことをいっぱい知ってるんだろうな……) 練習に戻っていく篠宮くんの背中を見つめながら、ふと思う。 あのさらさらの髪に触れてみたい。 あのゴムでとめた目にかかるほどの前髪を、わたしがとめてあげたい。 あのおっきな背中に抱き着きたい。