年下のあいつ。



ぼんやりともの思いにふけっていると




「あのぅ…」



いきなり後ろから小さな声がした。





「へ?」


後ろを振り返ると見たことのない
女の子。
小さいし年下かな?

その女の子はもじもじと
体をくねらせ下を向いていた。



「どうしたの?」



優しく声をかける。



するとゆっくりと顔を上げて
私の目を見る。