年下のあいつ。



「か、片岡先輩っ!」



一気に声が高くなり顔が火照る。

こんなとこで2人きりなんて
私の心拍数おかしくなっちゃいそう。



ドキドキドキドキ。


あ~うるさいよ!私の心臓!





「なんか嫌なことでもあったか?」





いつもは優しくて笑顔の先輩に
こんな真顔で尋ねられるとなんだか
余計にドキドキする。




「なにもないですよ。」


先輩の目を見れないまま言った。