年下のあいつ。



「は…


なんだよそれ…



先輩には関係ねえだろ。」



何よそれ、理不尽すぎるでしょ…





ついに顔さえも横にして
私の顔を見ようとしなかった。



でも手はつかまれたまま。

さっきより力が強くなってる。






ああ、だめだ…





いつのまにか私の目には
大粒の涙がたまっていた。






それをこらえようとしている私。





もう…だめ…。