ぎゅ… 「え…せ…せ、先輩…?」 力強く抱きしめられ、 身動きがとれない。 今、私の身に信じられないことが 起こっている。 でも夢なんかじゃない。 しっかりと片岡先輩の香りが 私の吸い込んだ空気の中に混じっていた。