白緑蝶"vacances【続2】

「ううん

 起きて待ってる

 早く帰って来てね
 
 その様子じゃ無理だろう
 けど、はあ~」

あっ、やっちゃった・・・

私は、ついため息を付いて
しまった。

「ごめん」

「何、心配してんの?

 なるべく早く帰るように
 するから待ってろ」

「うん」

ソラは、嘘ついたりない。

ホッとして通話を切る私に
百枝は言う

「じゃあ、今夜はヒワに
 付き合いますか?

 二人で別荘に置いてある
 お酒、じゃんじゃん
 飲んじゃおっか?」

「うん、そうだね
 
 高いのから制覇するぞ」