白緑蝶"vacances【続2】

「えっ、何で、私が・・・
 
 違うよ、そんなわけない
 でしょう
 
 もう・・・
 
 私が心配してるのはソラさん

 ブロンド女に言い寄られてな
 きゃいいけど
 
 タマラみたいな・・・」

「まさか・・・

 それはないでしょう

 言い寄られてもソラなら
 きっぱり断るよ

 だって私に夢中だもん」

「正気じゃ、もちろん女の誘い
 なんかに乗らないだろうけど
 ここはロス、お酒でいい気分
 になって、傍にいた金髪美人
 抱いちゃうかもよ

 今夜、帰って来なくても
 いいの?」

いいわけない。

絶対、駄目に決まってる。

「どうしよう

 もう、モモのせいで
 ものすごく心配になってきた
 じゃない」

ソラを信じてない訳じゃ
ないけど・・・