白緑蝶"vacances【続2】

「あんな薄着で・・・」

薄着って水着なんですけど?

「誰かにナンパでもされたら
 ・・・」

違う男性に見せたくないという
男心を、彼女は全く気づかずに
颯爽と砂浜を歩きソラの元へと
たどり着いた。

「ここに戻ってくるんじゃない
 ですか?テオさんに会いに
 来られたと思います」

私の言葉に香月さんはホッとし
てる。

「そう、テオくんに・・・」

「私、何か飲み物を買ってきま
 すね、何がいいですか?」

「いえっ、僕は・・・」

「私もカツキさんも、モモと
 同じものでいいよ」

「そう、わかった

 ヤマト付いて来てくれる?」

「うん」

百枝とヤマトは二人、ジュースを
買いに行く途中に会った湊さん達
と話してる。