何だか怖くて貴方から逃げよう
と上体を起こそうとした私に
覆い被さる貴方。
私を、見下ろして悪魔は囁いた
「言えよ
妬きもち?」
「ちがう
そんなんじゃない」
貴方から顔を背ける私に
貴方はもう一度。
「妬いてる・・・」
「そ・・・」
そうだと言いかけた声に被さる
貴方の声。
残酷な貴方の言葉。
「(妬いてる)・・・
なら、要らない
面倒なだけだ」
そう、吐き捨てるように言った
貴方は、至近距離、冷酷な瞳で
私を見つめる。
面倒なだけ・・・
ねえ、言ったでしょう?
グサッ
ほらっ、またひとつ傷は増える
と上体を起こそうとした私に
覆い被さる貴方。
私を、見下ろして悪魔は囁いた
「言えよ
妬きもち?」
「ちがう
そんなんじゃない」
貴方から顔を背ける私に
貴方はもう一度。
「妬いてる・・・」
「そ・・・」
そうだと言いかけた声に被さる
貴方の声。
残酷な貴方の言葉。
「(妬いてる)・・・
なら、要らない
面倒なだけだ」
そう、吐き捨てるように言った
貴方は、至近距離、冷酷な瞳で
私を見つめる。
面倒なだけ・・・
ねえ、言ったでしょう?
グサッ
ほらっ、またひとつ傷は増える


