白緑蝶"vacances【続2】

「笑ってないよ・・・」

私は、ソラと並んで歩く。

「テオ、クリスマスに
 わざわざ、こっちに出てきて
 恋人は良かったのか?」

「ああ、恋人

 彼なら別れたよ」

彼ってことは、相手は男性
だったわけね・・・

「別れたって、おまえ・・?」

「僕は、やっぱり、ソラとヒワ
 以外の人は好きになれそうに
 ないよ

 僕も、こっちに住もうかな」

「バカなこと、言ってんなよ」
 
「だって、こっちの方が断然
 仲間も居て楽しいし仕事なら
 日本から通えば済むわけだし
 
 そうだそうしよう
 どこかにいい物件ないかな」

「テオさん
 お勧めな物件ならあるよ」

「ひわ、おまえ
 
 まさか・・・」

「うん、ソラが昔住んでた
 あの部屋

 そう言えば、テオさんも
 一時期住んでたね
 
 あそこなんて、どう?」

「うん、あの部屋なら
 僕、住みたい
 
 よし、決めた
 僕、あそこに住むよ」