白緑蝶"vacances【続2】

ソラの肩を叩いたのは厨房から
出てきた、かっちゃん。

「俺が呼んだんだ
 
 カツキさんとは仕事の件で
 仲良くなってね
 
 みんなとも知り合いのようだ
 し、さあ入って」

「アニキのやつ、マジかよ」

真澄は、百枝と顔を見合わせる

二人とも困った顔してる。

「ホズミさん
 
 お言葉に甘えて来てしまい
 ました

 仕事の都合で遅れてしまい
 どうもすみません

 あの、ホズミさん
 彼女が妻のタマラです」

「はじめまして
 
 カツキさんとはお仕事は
 もちろん、それ以外でも
 親しくさせて頂いています
 
 私は、この店のオーナー
 桂 穂澄です」

「はじめまして妻のタマラです
 
 主人が、いつもお世話に
 なっています」

丁寧にそう言ってかっちゃんに
お辞儀をするタマラさんの姿は
背筋がピーンと張って品があり
とてもきれい。

本当、綺麗な人・・・

「話以上に、きれいな人ね
 
 彼女が、でしょう?
 
 例の・・・」

「うん、おねえちゃん

 ねえ、ソラ

 私、奥でトワのこと
 見てていい?
 
 もうそろそろ起きるかも
 ・・・」

私の手を繋いで放さないソラ。