白緑蝶"vacances【続2】

おいしいディナーをお腹一杯に
食べて満たされた私は、シャン
パンの入ったグラスを片手に口
をつけながら店内を見つめてる

そう、お皿を持ってデザートを
選んでる咲の姿を。

依澄が起きて駄々をこねて泣い
ちゃった為にあやしながら
かっちゃんの居る厨房へと下が
って行く姉の姿を。

真澄の傍、離れずに寄り添う
百枝の姿を。

そして、ヤマトと遊んでるゆら
の姿に・・・

私の元へと歩み寄るソラの姿を
私は見つめてる。

「何、一人で飲んでんの?
 
 俺様が飲めないって
 言うのに」

「うそ、飲んじゃったくせにぃ
 
 それも結構な量、飲んだ
 でしょう?」

「わかるぅ?」

「うん、わかる
 
 だって、顔、赤いもん」

「あらら、そう?」

ソラは、ほろ酔い気分で自分の
両頬に両手を合わせてみせた。

そして、にこっと微笑んで
言うの。

「帰り、歩きだけどいい?」

「うん
 
 最初からそのつもりだから
 ベビーカーがあるの」

「ふうん、ひわちゃん
 気が利く」