「えっ
ああ、うん
もうすぐ来るよ」
「そう・・・」
「おう、マスミ君
今日は、一段と紳士だね」
瀬名さんの言葉に続くのは咲。
「うん、ほんとかっこいいよ
ねえ、ヒワ?」
紳士的な装い
貴公子、王子様・・・
タキシード姿の真澄は、私に
えっへん、そうだろうって顔
をしてみせた。
「ほらっ、ヒワ
おまえも褒めてみろよ」
「いつものスーツと
あんまり変わんないね」
愛想なく答える私の頬っぺた
を真澄は抓る。
「ちょっ、痛い・・・」
本当はね、似合ってるよとか
かっこいいだとか言葉をかけて
真澄のこと、褒めてあげたかっ
た。
だけど、式の前に真澄を煽てる
と彼は調子に乗って大事な場面
でミスをしたり、いいことはな
い。
だから、あえてここは
こういう感じで・・・
「バァカ、よく見ろよ」
真澄は、私に微笑みかける。
ああ、うん
もうすぐ来るよ」
「そう・・・」
「おう、マスミ君
今日は、一段と紳士だね」
瀬名さんの言葉に続くのは咲。
「うん、ほんとかっこいいよ
ねえ、ヒワ?」
紳士的な装い
貴公子、王子様・・・
タキシード姿の真澄は、私に
えっへん、そうだろうって顔
をしてみせた。
「ほらっ、ヒワ
おまえも褒めてみろよ」
「いつものスーツと
あんまり変わんないね」
愛想なく答える私の頬っぺた
を真澄は抓る。
「ちょっ、痛い・・・」
本当はね、似合ってるよとか
かっこいいだとか言葉をかけて
真澄のこと、褒めてあげたかっ
た。
だけど、式の前に真澄を煽てる
と彼は調子に乗って大事な場面
でミスをしたり、いいことはな
い。
だから、あえてここは
こういう感じで・・・
「バァカ、よく見ろよ」
真澄は、私に微笑みかける。


