白緑蝶"vacances【続2】

「ひと月も不安な想いさせて
 本当、すまなかった」

私の頬に翳す貴方の手の温もり
に私は、ほっと安堵する。

「ううん、いいの・・・」

やっとソラが帰って来てくれた

「そうだ、音楽祭の様子
 ニュースでちょっとだけ
 見たよ

 映ってた誰よりも、ソラが
 一番、かっこよかった」

「そう?」

「うん、それに、いい音楽
 できたんでしょう?」

「ああ、音楽祭に出るだけじゃ 
 勿体無いってフェイのやつ
 どんどん話を進めてひと月
 で数曲作って撮影して
 
 ほんと、大変だった
 
 ひと月で、よくできたぜ」

「すごいね」

「ああ、長引かせたくなくて
 俺等、死ぬ気で頑張ったん
 だぜ

 セナも、相当疲れてると
 思う」

それなのに、私ったら・・・

「ごめんなさい」

「もう、いいって

 おまえだって大変だった
 だろう?」

「うん
 
 ソラ、寂しかったよ」

「ああ、俺も」

ひと月ぶりに感じる貴方の
温もりに包まれて、私は今
とっても幸せだよ。